「優勝しなきゃ」重圧に苦しんだ1カ月

 日本選手権覇者――。その称号は福田に大きな自信をもたらした一方で負の側面もあった。「自分ではプレッシャーはないつもりでしたが、心のどこかでプレッシャーのようなものを感じていて、インターハイは優勝しなきゃいけないとずっと思っていました」。大会前の約1カ月は精神的に苦しんだが、決勝では「自分のレースをするためにいったん落ち着こう」と、胸に手を当ててからスタートラインに立った。


高校生新聞