目前の五輪を見送る、「一流」佐藤悠基の戦略

自分にとっていちばん大切な目標は? それを実現するのはいつか? これらのクエスチョンに、あなたは明確に答えることができるだろうか。

4年に一度開催されるオリンピックを前に、その難問に直面するアスリートは多いだろう。今冬に行われたリオ五輪の男子マラソン代表選考レース(福岡、東京、琵琶湖)には、多くの有力ランナーたちが参戦。夢の舞台を目指して、激突した。しかし、そのなかにマラソン経験のある“超大物ランナー”の姿がなかった。トラックや駅伝で数々の記録を打ち立ててきた佐藤悠基日清食品グループ)だ。

東洋経済online