箱根駅伝の"山上り"区間は短くするべきか?

エース級でダメなら絶対エースを投入だ、と大胆な戦術を仕掛けてきたのが、前回覇者の東洋大だ。「山の神」が卒業した翌年に5区で大逆転を許したこともあり、前回は1万m27分台ランナーの設楽啓太を5区に起用したのだ。設楽啓は3年連続で2区を好走している選手。柏原と違って上りが得意というわけではなかったが、1年前から5区の準備させてきた。そして、“適性”ではなく、“準備”と“走力”で区間トップを奪い、総合優勝につなげている。


記事